12月の最新情報、拡大する蓄電池ビジネスの可能性 長期脱炭素電源オークション2023年度開始へ 、国の補助金要件変更 蓄電池導入必須へ 、TAOKE ENERGY製水冷蓄電池を選ぶ理由


今月のトピックス 》》

 拡大する蓄電池ビジネスの可能性 長期脱炭素電源オークション2023年度開始へ

 国の補助金要件変更 蓄電池導入必須へ

◆ TAOKE ENERGY製水冷蓄電池を選ぶ理由


拡大する蓄電池ビジネスの可能性 長期脱炭素電源オークション2023年度開始へ


▲ 出典:経済産業省


2022年5月電気事業法が改正され、10MW以上の大型の系統用蓄電池は発電事業に位置付けられることになりました。もともと、系統に直接つなげる蓄電池は電気事業法上での扱いが不明確であったがゆえに、これらを活用したビジネスが生まれにくいという課題がありましたが、事業環境の整備により、蓄電池ビジネスの拡大に期待が集まります。


例えば、FIPや非FIT太陽光発電所への併設です。すでに、全国各地でこの事例は登場しつつあります。


あるいは、全国で頻発している出力抑制対策としても蓄電池は有効でしょう。出力抑制は、貴重な再生可能エネルギー電力を捨ててしまう行為にほかなりませんが、蓄電池があれば売電損失を回避できるどころか、大きな経済メリットを生み出せるのです。


さらに、将来の供給力(㎾)の価値を取り引きする容量市場や、需給調整のための調整力(⊿㎾)を扱う需給調整市場など、大規模蓄電池が活躍する舞台はさまざまあります。とりわけ、注目は、脱炭素電源への投資を促すために長期脱炭素電源オークション。


これは、「脱炭素電源を対象に電源種混合の入札を実施し、落札電源には、固定費水準の容量収入を原則20年間得られることとすることで、巨額の初期投資の回収に対し、長期的な収入の予見可能性を付与する」(経済産業省)というもの。国は、2023年度中の導入を目指しています。最低入札容量は10万㎾ですが、蓄電池は1万㎾からの予定です。


日本は温室効果ガスの排出量を2030年度に2013年度比46%削減する目標を掲げています。そのためには、太陽光発電のさらなる導入、及び再エネ電力の有効活用が欠かせません。そのためのカギは、言うまでもなく蓄電池です。


解説!ストレージパリティとは?/国の補助金要件変更 蓄電池導入必須へ



蓄電池の普及が進むにつれ、「ストレージパリティ」という言葉を耳にする機会が多くなってきたのではないでしょうか。ストレージパリティとは、「自家消費型太陽光発電システムを設置する際に、蓄電池を併設した方が、太陽光発電システムだけを導入するよりも経済的メリットがある状態」を指します。


太陽光発電システムだけを導入するケースでは、余剰電力は捨てるしかありません。電力代が高騰しているなか、非常にもったいないですが、蓄電池があればこれらをためて、夜間や悪天候時など太陽光発電システムが発電しないときに使用することができます。こうした運用によって、太陽光発電システムの想定寿命の間に大きな電気代の削減効果が得られますし、蓄電池の導入費用も年々下がっていますので、ストレージパリティに達するケースが増えているのです。


ストレージパリティと同じような言葉に「グリッドパリティ」があります。こちらは、「再生可能エネルギーでの発電コストが、他の電源と同じかそれ以下になること」。混同しないように注意しましょう。


国の補助金で蓄電池導入必須!?


さらに、法人向けの蓄電池の導入に際しては、国や自治体が補助金を拠出する動きが目立ってきました。なかでも注目は、「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業」です。


この補助金は、従来太陽光発電システムだけでも補助金を受けることができましたが、2023年度からは蓄電池を設置しなければ補助金の交付は受けられない見込みです。それだけ、国も蓄電池の普及を重視していると言えるのではないでしょうか。


補助金は公募開始後すぐに受け付けを停止されてしまいます。そうなる前に、早めの準備が必要でしょう。ご興味や関心のある方はお気軽にお問合せください。


TAOKE ENERGY製水冷蓄電池を選ぶ理由



今回は、TAOKE ENERGYが日本市場向けに設計・開発した水冷蓄電池システムをご紹介します。


▶ ニーズに合わせた設計が可能

5Ft/10Ft一体型PCSコンテナと蓄電池ラックを組み合わせていく構成ですから、お客さまのニーズに合わせた提供が可能です。狭い場所への設置についてもご相談ください。


▶ 世界最大手CATL製の蓄電池ラックを採用

蓄電池はCATL社製の「EnerOne」(モジュール式屋外液体冷却LFP BESS)を、PCSは中国大手Sinexcel社の製品を採用。当社は日本市場に向けて、システム設計とインテグレーションを工夫しています。


▶ 長寿命で高い安全性 -30℃から 50℃まで対応

CATL社製の「EnerOne」は長寿命と高い安全性が特徴。水冷蓄電池セルはセル間の温度差を摂氏5度以内に制限するのに役立ち、セル寿命は従来品比33%伸びています。また、-30℃から 50℃の環境で使用することができます。


▶ DCリンクを採用

当社は、DCリンクと呼ばれる蓄電方式を採用しています。DCリンクとは、太陽光発電で発電した直流電力をDC/DCコンバータを介してそのまま蓄電する方式。これに対し、ACリンクは、いったん交流に変えてから再度直流に戻して蓄電する方式です。DCリンクは、ACリンクに比べ、発電効率が高まるなどさまざまなメリットがあります。


▶ コンテナ&ラックで輸送費と設置費を削減

PCSコンテナと水冷蓄電池ラックはあらかじめ組み上げた状態で現場へお届けします。輸送しやすく、現場ではスムーズに設置作業へ移ることができ、試運転期間を大幅に削減。これにより、導入費用低減に寄与します。


▶ 蓄電池遠隔監視システム「SmartOM」を標準搭載

蓄電池に何らかのトラブルが発生しても、即座に把握できます。当社のグループ会社は遠隔監視メーカーのTAOKEですから、蓄電池監視サービスのレベルには自信があります。


☆  会社概要、製品情報、ソリューション、サービス、資料ダウンロード等


https://www.taoke-energy.com/

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