5月の最新情報、 新型蓄電池発売!130kWh/260kWh一体型システム、中心は系統・再エネ併設分野⁉ 世界で拡大を続ける蓄電池市場、ご存知ですか?2024年4月から介護事業所のBCP策定が義務化/停電時に重要性増す蓄電池



今月のトピックス 》》

 【新型蓄電池発売!】130kWh/260kWh一体型システム

 【中心は系統・再エネ併設分野⁉】世界で拡大を続ける蓄電池市場

 【ご存知ですか?】2024年4月から介護事業所のBCP策定が義務化/停電時に重要性増す蓄電池


新型蓄電池発売!130kWh/260kWh一体型システム



TAOKE ENERGY は5月に新製品を発売しました。容量130kWhと260kWhの2機種であり、いずれも一体型蓄電池システムです。新製品には、六つの特徴があります。


 1  DCリンク設計を採用


DCリンクは、太陽光発電システムが発電した電力を、DC/DCコンバーターを介して直流(DC)のまま蓄電池にためる仕組みです。これに対し、ACリンクは直流をいったん交流(AC)に変え、再び直流に戻してから蓄電する方式。DCリンクは交流に変えない分効率的な蓄電が可能。また、高精度な負荷追従制御によってRPRの起動を防止することができます。バッテリーを全て放電してしまった後、システムを再起動できない恐れがあるACリンクに対し、当社のDCリンク蓄電池にはブラックスタート機能が搭載されています。太陽光発電があれば起動ができることから、BCP用途には特に向いています。


 2  自社開発EMSでカスタマイズ対応可能


新型蓄電池システムには当社が独自開発したEMSを搭載しています。国内の産業用蓄電池案件で多くの制御実績を持つ当社のEMS は、自家消費やBCP、FIP売電など、用途に応じた最適な運用方法を実現できます。


 3  コンパクト設計


当社の蓄電池システムは蓄電池本体、PCS、DC/DCコンバーターをラック内に一体化するモジュール式の構成。設置にあたって、比較的狭いスペースへの設置もできます。希望の容量に応じてラックを接続できますから、施工も容易。


 4  太陽光発電に接続できる電圧範囲が広い


太陽光発電システムと接続できる電圧範囲は200~810V。これだけ広ければ、多くの太陽光発電所でパネル設計を見直さずにそのまま併設できるでしょう。


 5  補助電源を内蔵


キャビネット内に補助電源が内蔵されています。それゆえ、お客さまが別途外部供給の補助電源をご用意いただく必要はありません。


 6  各アグリゲーターのゲートウェイに接続可能


各アグリケーターのゲートウェイに接続が可能です。電力市場ビジネスへの参入もしやすく、収益向上につながります。


中心は系統・再エネ併設分野⁉ 世界で拡大を続ける蓄電池市場


蓄電池市場が今後日本を含め世界で拡大していくという予想に異論がある人は少ないでしょう。太陽光発電や風力発電など、変動制再生可能エネルギーの大量導入を背景に蓄電池の重要性は増し続けています。


調査会社の富士経済が2022年10月に公表した資料によれば、ESS(電力貯蔵システム)及び定置用蓄電システムの市場は、2035年までに金額ベースで2021年比3.8倍の5兆4418億円、容量ベースで同4.7倍の255.2GWhにまで伸長すると予想されています。


ESS・定置用蓄電システム向け二次電池の世界市場

▲ 出所:富士経済


富士経済は、蓄電池市場の中心となるのは系統・再エネ併設分野だと見ています。同調査では、2035年には金額ベースで約67%が系統・再エネ併設分野だと推定しています。


分野別ESS・定置用蓄電システム向け二次電池の世界市場

※市場データは四捨五入している 

▲ 出所:富士経済


電気代が高騰を続け、再生可能エネルギーへの注目が集まっている上、FIPや需給調整市場、系統用蓄電池など、蓄電池導入によるビジネスチャンスは拡大しています。国や自治体も続々と補助金を拠出するようになりました。今こそ、蓄電池ビジネスに乗り出すときではないでしょうか。


系統・再エネ併設分野の二次電池の世界市場

※市場データは四捨五入している

▲ 出所:富士経済


系統用蓄電池ビジネスのイメージ


▲ 出所:経済産業省


ご存知ですか?2024年4月から介護事業所のBCP策定が義務化/停電時に重要性増す蓄電池


2024年4月から、介護施設・事業所におけるBCP策定が義務化されます。自然災害による停電が頻繁に発生するなか、いざというとき施設利用者の人命を守るための対策が求められているのです。



BCPとは、「Business Continuity Plan」の頭文字を取った言葉。中小企業庁は、BCPについて以下のように定義しています。「企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと」。


厚生労働省では、介護施設・事業所におけるBCPの策定方法やひな形を公開しています。


介護施設におけるBCPのなかで、とりわけ電力供給が途絶えた際の対応は重要でしょう。例えば、人工透析患者がいる場合、災害によって電力の供給が長時間途絶えてしまうと命がおびやかされてしまうためです。


TAOKE ENERGYは、さまざまな用途に合わせて最適な蓄電池システムを提供するノウハウを保有し、無論BCP用途の導入実績もあります。お困りの方はお気軽にお問い合わせください。


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