今月のトピックス 》》》
◆ TAOKE ENERGYがGXリーグに参画!
◆【10月から参加登録スタート】長期脱炭素電源オークションの変更点を要チェック
TAOKE ENERGYは9月、政府主導のGX(グリーントランスフォーメーション)リーグに参画することを発表しました。2050年のカーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現に向けた方針を明確にし、環境課題の解決とグローバルな競争力の強化を追求します。
GXリーグはカーボンニュートラルを目指してGXを牽引する企業群であり、2022年に発足。GHG(温室効果ガス)の排出量取引や排出量削減に寄与する取り組みを促進するためのルール形成を行います。2024年4月時点で日本のGHG排出量の5割以上を占める企業が参画しているといいます。
GXリーグに参加するには、2025年、2030年、2050年までのGHGの削減目標を掲出と、サプライチェーン上での排出量削減やGX製品の投入が必要です。当社は全常勤役員で構成されるGX推進委員会を新設し、国内の直接および間接排出に関する削減目標を設定。2021年度を基準とし、2025年にはScope2のGHG排出量の20%削減を見込んでいます。そして、2030年に同40%を達成した上で、2050年度にはScope2におけるGHG排出量ゼロを目指しています。
GXリーグの加盟によって、今後当社の製品をご使用いただくお客さまの役にも立てると考えています。2024年8月に公募が始まった、「令和6年度再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の公募要領には、選定した設備の供給事業者のうち1者が、GXリーグに加入するなどしてGHG排出量削減のための取り組みを実施していなければならないとあります。
今後は、この補助金以外も同様の義務が設備供給事業者に課されるようになるでしょう。いずれにせよ、当社は企業としての社会的責任を果たし、持続可能な未来への貢献を続けていきます。
蓄電池の供給事業者に課せられる要件
▲ 出典:環境共創イニシアチブ
【10月から参加登録スタート】長期脱炭素電源オークションの変更点を要チェック
電力広域的運営推進機関は9月4日、第2回「長期脱炭素電源オークション」の募集要綱を公開しました。第1回で400万㎾だった全体の募集量は500万㎾に増え、蓄電池・揚水の募集量も100万㎾から150万㎾に増加します。2024年10月に参加登録が始まり、応札時期は2025年1月の予定です。
長期脱炭素電源オークションは容量市場の一種で、2023年度にスタートしました。既存電源の脱却や新規投資の停滞により供給力が低下し、電力需給のひっ迫や卸市場価格の高騰が発生している状況を打開しつつ、カーボンニュートラルの実現に寄与する脱炭素電源への新規投資を後押しする目的があります。「脱炭素電源を対象に電源種混合の入札を実施し、落札電源には、固定費水準の容量収入を原則20年間得られることとすることで、巨額の初期投資の回収に対し、長期的な収入の予見可能性を付与」(経済産業省)します。
第1回オークションで上限100万㎾に対して応札量が539万㎾と大きく超過した蓄電池・揚水の募集量は、今回1.5倍に増えます。ただし、「長時間の運転継続ができる蓄電池より、短時間の運転継続しかできない蓄電池の方が価格面で有利となるが、再エネの出力制御量の抑制に活用することを考慮すれば、長周期変動にも対応しやすい長時間の運転継続ができる蓄電池の導入を促進していくことが必要ではないか」(経産省)との考えから、運転継続時間が3時間以上6時間未満の案件と6時間以上の案件で募集上限が分かれ、それぞれ75万㎾ずつになります。さらに、落札電源の総容量が脱炭素電源の募集量に達しない場合、募集上限を超えて落札するのは最大でもそれぞれの募集上限の2倍までと決められました。
第2回入札の募集上限
▲ 出典:経済産業省
蓄電池の上限価格は、運転継続時間が3時間以上6時間未満であれば5万6545円~7万7509円/㎾/年、6時間以上は8万7683円~9万3883円/㎾/年になりました。
第2回入札の各電源種毎(既設火力の改修は除く)の上限価格(円/㎾/年)
▲ 出典:経済産業省
そして、10月21~25日の間で電源等情報を登録する際、導入の可能性が最も高い蓄電池に関して、事業者は以下の①~⑧を明確にしなければならなくなりました。
① 導入予定の蓄電池のメーカー・型番
② 安全設計
③ 発煙・発火の事故への対応
④ 公衆安全の確保
⑤ セキュリティ対策
⑥ 地元調整の状況
⑦ 廃棄物処理法上の広域認定取得
⑧ レジリエンス
落札後に下記の①~⑧に変更が生じた場合、計画を再提出し、審査に合格する必要があります。10月21日より各種登録が始まり、応札受付は1月20~27日の予定です。
2024年度 長期脱炭素電源オークションのスケジュール概要
※時期はあくまで目安
▲ 出典:電力広域的運営推進機関
☆ 会社概要、製品情報、ソリューション、サービス、資料ダウンロード等