7月の最新情報、系統用蓄電所事業を始めるならTAOKE ENERGY!柔軟なサポートと多様なビジネスモデル、【まとめ】需給調整市場の現状と論点


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 系統用蓄電所事業を始めるならTAOKE ENERGY!柔軟なサポートと多様なビジネスモデル

【まとめ】需給調整市場の現状と論点


系統用蓄電所事業を始めるならTAOKE ENERGY!柔軟なサポートと多様なビジネスモデル

各電力市場の参入による収益機会が増えるに伴い、系統用蓄電所事業への投資が急増しています。

TAOKE ENERGYは蓄電池システムの提供だけでなく、蓄電所事業に関わる全般のプロセスへ柔軟なサポートを提供します。今回は3種類の参入案を、当社のサービスとあわせて紹介いたします。

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 1  新規投資家向けのサポート

新規参入の投資家にとって、業界や開発プロセスのノウハウ不足は大きな課題ではないでしょうか?TAOKE ENERGYは、投資家に建設済みの蓄電所を販売します。土地の選定、電力接続申請、工事、高品質な蓄電池システムの導入を含む、ワンストップソリューションのサポート体制を整えております。


既に土地を所有している投資家には、自社の土地を最大限に活用しながら、効率的な蓄電所事業展開も支援します。また、最適なアグリゲーターとのマッチングも支援し、収益開始までのリードタイムを短縮いたします。

 2  開発事業者向けのサポート
土地を所有し、バイヤーや投資家探しに困っている開発事業者には、蓄電池設備の提供はもちろん、EPC、アグリゲーター、さらに投資家とつなげる橋渡し役として、蓄電所の販売活動を全力サポートし、双方の利益を最大化します。

 3  EPC向けのサポート
EPC企業が業務の拡大を求める際には、工事業務だけに留まらず、EPC様が所有している土地などのリソースを活かして、蓄電所ビジネス展開をサポートいたします。電力接続申請や設備提供や投資家確保などのバックアップも一任でき、長期的なパートナーシップを築くことで、両社の発展に繋がる「WIN-WIN」な関係を目指します。

TAOKE ENERGYは、強固な現地チームと豊富な実績で柔軟性と信頼性を兼ね備え、顧客のニーズに応じた最適なソリューションを提供します。詳しくは当社の営業へ、ぜひご相談ください!


【まとめ】需給調整市場の現状と論点

需給調整市場は、一般送配電事業者(TSO)が需給バランス調整のために必要な調整力を効率的に確保する目的として2021年度に始まりました。当初は三次調整力②のみでしたが、2022年度に三次調整力①が、2024年度からは一次調整力、二次調整力①・②が商品ラインナップに加わり、全商品を対象に取引が始まっています。一次~三次①までは1週間単位で、二次②・三次①の未達分及び三次②は毎日取引されています。前者を週間商品、後者を前日商品と呼んでいます。

ただ、需給調整市場は十分に機能しているとは言えません。応札量・約定量の未達が発生している他、調達費用の高騰も起きています。これらは消費者の負担増につながっていくため、可能な限り早い対策が求められています。以下、2024年4~6月における約定価格と約定量の動向を見ていきましょう。

約定価格の動向
2024年4~6月の約定価格はエリアにより大きな差が生じています。例えば、東京や中部では、要件が厳しく条件価格が高めに設定されている一次や二次①よりも二次②や三次①の方が安い約定価格になっています。三次②は上限価格設定がなく、当初は全国で調達単価が上昇していましたが、6月1日から募集量の削減をした結果、全国的に調達単価が下がっています。


エリア・商品別約定価格の動向(2024年4~6月)



▲ 出典:経済産業省


約定量の動向

2024年4~6月にける約定量は、やはり募集量の削減により三次②では未達が減少。二次②の未達率も比較的低いものの、一次及び二次①の未達率は約7~8割程度と極めて高くなっています。

エリア別に見ると、北陸や四国の約定率は比較的高く、二次②や三次①、複合商品の約定率が100%近い値です。反対に、中部では一次や二次①は3カ月連続未達率100%。東京も、中部ほどではないものの未達率100%近い状態が続いています。なお、リソース別だと、エリアによって差があるものの、火力が最も多く、次に揚水であり、蓄電池やDRの約定量は多くありません。

商品別の未達率(単位:%)

▲ 出典:経済産業省


市場外調達一時中断

  • 前日商品である三次②の未達率は下がっていますが、週間商品の未達率は依然低いままです。この状況を打開するため、6月末の有識者会議ではTSOの判断で「市場外調達」を一時的に中断できるようにする案が出ました。

    市場外調達とは、TSOが週間市場での取引後、調整力の必要量に対してΔ㎾が足りない際、2日後の木曜日に市場外で相対契約を通じて追加の調整力を調達するプロセスを指します。この市場外調達は以下、3つの観点から効率的ではないという声が挙がりました。

    一部エリアにおいて市場外調達ができているものの、週間取引起因の応札障壁により調達量は限定的

    相対契約が前提であり、需給調整市場と比較して高単価なリソースが約定しているエリアが存在

    応札不足が継続していることから、一般送配電事業者および調整力提供者にほぼ確実に業務負荷(対応コスト)が発生

    市場外調達でも必要量の調達ができなければ、TSOは最後の砦として余力活用を行いますが、市場調達を中断したケースであっても余力活用の調達コストが市場価格に近いレベルに下がり、かつ安定供給に支障がない水準だという判断がされました。

2024~2025年度における需給調整市場取引の全体像


市場外調達一時中断後の需給調整市場取引の全体像(案)

▲ 出典:電力広域的運営推進機関


さらに、三次②の調達法が変わり、二次②と三次①と同じ調達方法になります。二次②と三次①は、週間断面における調達量を最大値相当(3σ)から1σまで低減させ、調達量が不足する可能性があるときは、前日時点で追加調達しています(ただし、現在は追加調達は一時中断し、余力活用で調達)。

7月1日受け渡し分から三次②でもこの方法が適用となりました。これによって、全エリアで34%もの調達量低減につながると見込まれています。

先述の通り、蓄電池の応札・約定は少ないですが、それも今のところです。どんどん市場の整備が進み、競争が激化していくかもしれません。今のうちから準備しておきましょう。


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